名字「帯谷」

曾祖父の帯谷宗七は明治中期に長崎の実業家として活躍した。海運業、金融業で財をなし、また、当時の日本で有数の歌舞伎劇場、舞鶴座を立ち上げた。最盛期には一流の上方歌舞伎役者を招き、国際都市長崎の名を上げた。なお、実業化としての基盤となったのは、佐賀藩の江藤新平の乱に加担したとして捕縛された深堀領の士族40数名の無罪を代言人として弁護し無罪を勝ち取った。この結果を地元の資産家が高く評価し、多額の融資を申込み、これを元手に実業家としてスタートをきった。