名字「鹿熊」
鹿熊
かくま/かぐま/しかくま

| 読み方 | かくま/かぐま/しかくま |
|---|---|
| 人数 | およそ500人 |
| 由来・分布 |
富山県や北海道などにみられる名字。 |
| 使用漢字 | 鹿 / 熊 |
※読み方や由来が掲載情報とは異なる場合があります。
名字「鹿熊」のローマ字表記
| 読み方 | 外務省ヘボン式 | ヘボン式 | 訓令式 |
|---|---|---|---|
| かくま | kakuma | kakuma | kakuma |
| かぐま | kaguma | kaguma | kaguma |
| しかくま | shikakuma | shikakuma | sikakuma |
※パスポートは「外務省ヘボン式」で表記されます。(長音表記・非ヘボン式表記・別名併記などの例外を除く)
鹿熊という名字の有名人
※本名ではない方(芸名やペンネームなど)も含みます。

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鹿熊は、鹿隈、角間、加久万、香久万、加久麻、加久間、加久彌と表示されている。
薬草にトウオウレン(唐黄連)と言われ、別名「加久万久佐」なるものがあり、日本最古の医薬事典『大同類聚方』(八〇八年)には「加久万久佐」の処方箋が記載されており、神功皇后の悪阻(第一五代の応神天皇を筑紫で御出産)を治した武内宿禰の処方や大和朝廷の漢人系渡来人の阿知王の処方など多くの紹介がある。大分県の鹿熊岳山麓には鹿熊、鹿熊開拓と呼ばれる地名もあり、鹿熊神社がある。鹿熊神社は、大分県中津川市耶馬渓町大字大島字鹿熊にあるが、存在を私は確認していない。薬草は、高原・山麓に栽培され、そのあたりを神域として他部族を合い入れない薬草園とし、いつの間にかその山を鹿熊岳と呼び、鹿熊神社も成立したのではなかろうか。九州の鹿熊から日本海を北上して東北にまで行った。七尾市の鹿熊神社、角間神社(金沢市角間新町二二)があり、御祭神は大山津見神、八幡神である。加久麻神社(富山県氷見市角間一六四七)の御祭神は不明。加久麻神社(氷見市角間三一七四)御祭神は建御名方神である。加久彌神社(氷見市神代二六七六)は、御祭神は稲倉魂神、天照大御神である。三条市の鹿熊は謙信が魚津の鹿熊を攻め落とした時に鍛冶職人一族を越後に引き連れて行き、現在の刃物の産地に発展したものであろうか。加久万久佐と製鉄技術を持って大陸から渡って来た氏族が居たということが想像できる。何かありましたらどうぞ。